石垣島に近づく台風21号は、9月27日にいよいよ暴風圏内に石垣島を捕らえそうになった。だから、1時間後の予報を出す。予報データを出す。気象台が計測データから間近な時間の気象を予測するのはやりやすい。しかし、その予測する時間が、より遠い未来へ離れてくる場合、暴風圏の可能性が広がるために、予測する予報円から大きな領域を指定する。暴風警戒圏あるエリアが広大化する。しかし、人は、そんなものには関心はない。いつ暴風域に入るかが知りたい。
で、台風の移動スピードとその方角がわかれば、島と台風との距離から、いつ暴風域が来るかがわかる。それは、台風が持つ暴風域の大きさでわかる。
ただ、台風は、速くなったり、遅くなったり、強くなったり、弱くなったりと、変化するために、それが確定的には成り得ない。だから、目安として、憶測できるのみだ。
石垣島では、27日午後5時頃には、遠く太平洋上で暴風域が半径190キロの円内として持っている。であれば、午後11時頃に暴風域入りが予測された。ところが突如、午後8時頃に暴風域が150キロに縮小方向に変化した。加えて、午後5時からすでに一時的に時速10キロになったり、また15キロにもどったりと、スピードが遅くなることで、結局、暴風入り予測は午前4時半頃に移行。この細かな予測を、自分で検討つけてやらなければならないのは難儀だ。果たして、実際はどうなるか。こんな予測を、大勢でやるのは、楽しいのではないか。たとえば、会社出勤に、台風の襲来予測をしっかりやれれば、可能性としてありえる台風襲来によるトラブルの回避方法を、提案できるというもの。その通り襲来しなくとも、万が一にも、襲来した場合の対処方法を、検討できる。それが、予測ないままにしていれば、それは行きがかり上の不幸で済ませて、終わりだ。楽かも知れないが発展がない。人は、予測とその根拠と結果を照合して、正確な予測が可能となる状況を自力で生み出せるように成りたいと願っている。だから、予測可能なものを、いつも、気持ちの中に秘めている人には、気象の観測と予知の正確な因果関係を、いつも探そうとする。気象台の気象データの計測値だけでなく、生物暦でも、気象の環境を把握できればよい。ただ、その根拠が薄ければ、気持ち的なジンクスにしか見えないが、自己のコンデションアップに実際につながるものになっていれば、魔法の呪文の発見となろう。