ホウロクシギ飛来

ホウロクシギ飛来

 9月7日、ホウロクシギが2羽、石垣島に飛来しているのが見られた。翼を広げると110センチと、国内で見られるシギとしては最大種で、下に湾曲したクチバシを持つ特徴的な野鳥だ。シベリア北東、カムチャッカおよび中国北東部で繁殖。越冬地は台湾、フィリピン、インドネシア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドで、日本へは旅鳥として春と秋に渡りの途中で見られる。ホウロクシギは環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種Ⅱ類(危急種)に指定されている。ホウロクは焙烙で、土鍋の一種。素焼きの鍋で、これに色が似ているからついたとも。鳴き声が「ホーイン」と鳴くからという説もある。

この記事をシェアする