石垣島製糖の工場が12月17日午前9時から搬入開始するにあたり、自動収穫機械のハーベスターは16日から稼働。畑の道路際には、網に満載のキビの山を産み落として、次々に仕事がかたづけられていく。雨が降ると、ハーベスターは畑に入れなくなる。ぬかるんで仕事にならないのだ。17日、曇り空の下、中型ハーベスター「トフト」は轟音をたてながら密生するサトウキビを持ち前の強力な馬力で、キビをなぎ倒しつつ刈り進んでいた。周囲にはアマサギ30羽がはい出てくる虫をねらって、機械を取り囲んで、接近しては遠ざかり、忙しく飛び回っていた。