8月11日頃から、シギチドリが多数石垣島平田原の水田に羽を休めているのが見られている。8月18日は、セイタカシギ、ムナグロ、タシギ、アオアシシギなどシベリアから南下して、東南アジアやオーストラリアなどへ向かう彼らが、のんびり八重山に立ち寄っているのが見られる時期となった。このようにシギチドリが多数入ったかと思いきや、しばらくすると一斉にいなくなり、またしばらくすると南からやってくる彼ら。波状的に八重山を通過していくことになる。この地で餌を摂り、体力を回復させて、また南へ向かう。現状、北風は発生していない。しかし、海辺で見られるシギチドリは、風に向かって楽々飛行しているのが見られる。波の際をすれすれに飛ぶチュウシャクシギなどは、南風吹いていても、南へ向かえる模様で、その飛翔能力に驚かされる。まだ日中は強い日差しが刺す八重山だが、夕方や朝方は、日差しも柔らかく、秋めいてきているのは間違いない。