7月上旬に八重山へ接近する台風としては史上最大で、2003年9月11日に宮古島を襲った14号台風に似た規模。これは宮古島へもっとも大きな被害をもたらした台風で、2006年に八重山に一週間以上の停電をもたらした13号台風にも近い。2003年9月の14号台風が八重山に与えた影響は300世帯の停電程度であったが、今回の8号台風が偏西風で右に曲がることが前提での宮古方面への移動予報だが、曲がらなければ八重山に直進してくる。逆に早めに曲がり出せば、宮古島への被害が軽減される。2006年の13号も、宮古へ行くか八重山に来るかという、偏西風まかせな感じの襲来だったはず。なお、今回の台風8号は、7日16時頃で930ヘクトパスカルと、大型の台風で、沖縄本島の真南で台湾のバシー海峡の緯度地点にある。これが成長しながら8日の午前3時には915ヘクトパスカルに強くなり、非常に強い台風となって、宮古島の南東の海上に到達予定。8日の午前9時すぎあたりで、宮古島最接近。偏西風が弱ければ八重山に来てしまう時間も、ほとんど変わらない。明日午前9時前後に、宮古島かあるいは石垣島に910ヘクトパスカルという猛烈な台風が襲来することとなる。これは、スーパー台風である。最大風速55m、瞬間最大風速75mで、もし北上するのでなく、北西方向に進み続ければ石垣島が危ない。なお10日には九州に上陸の可能性が高く、その際の最大風速は35m。八重山ではそよ風的台風であるが、降雨による洪水被害が甚大になる可能性がある。マスコミは、この被害への注意を声高に叫ぶ。各社マスコミは宮古島入りして、台風報道に備えるはず。多分、宮古に向かえば、停電で海底ケーブルの維持が気になるところ。なお、8日午前0時頃、北上を開始した台風8号は、コースが八重山からは離れる模様。宮古島が危ない。