「魚の王様」クロマグロの水揚げが4月20日、石垣島の八重山漁協で行われ、今季初となった船は「日の丸」(日野洋平船長)。漁師14年目の35才と、若い船長は「値段のことよりも、最初の水揚げとなったのはうれしい」と、笑顔で答えてくれた。波照間島南の洋上で捕獲。いよいよ、これからクロマグロの季節の到来だ。近くを回遊するキハダマグロも次々揚がってくる時期でもあり、漁港の活気はこれからヒートアップ。もっか新空港開港後2年目のクロマグロシーズン。石垣島がもっともクロマグロの産卵地に近いメリットがまだ生きていないのは、輸送の方法が充実していないため。いつの日か八重山産クロマグロの活きの良さがアピールできる日がきてほしい。それには、氷より軽い保冷剤と、段ボールに近い軽さの保冷容器の2点が開発される必要がある。北半球最大の産卵地のメリットを生かさない手はない。