昨年10月から石垣島で越冬していたレンカクが、まだ石垣島に滞在している。4月○日、長く大きな足の指をもつレンカクは、北部地区の河川の水草の上を歩き回って、餌を探し回っていた。冬羽の模様は地味で、夏羽の黄金色を持つ華麗な色とは好対照。昨年は真っ黒なオオバンといっしょに過ごしていたが、北へ戻るのが近いからか、しばし離れた別行動で、浮き草を縄張りに動き回っていた。よく見るとオオバンも大きな指の大きな足を持つ。この2種類は、水草の上を歩いて移動できる技が共通で、最初は馴れない地であり、ともに安全に過ごせるように、共生したが、ここまでくれば、目的の越冬は果たした。あとは戻るのみといったところ。