石垣島では毎年冬季に新川川河口に飛来が確認されるウミネコだが、今季は昨年12月25日に一度幼鳥が飛来した後、姿が見えず、今年に入って2月11日にようやく4羽の飛来が確認された。その内の一羽が腹が真っ黒で、見るからに無残な様子。確証はないが、洋上に捨てられた廃油に汚染されたまま飛来してきた模様。別の一羽も右側の足が黒く、廃油に染まったままだ。見えない洋上での海洋汚染が、こうして野鳥の姿で見えても、どこで起こっているのかは、不明のままというのが現実だ。
最近は、廃油ボールの漂着は聞かないが、こうして漂着がなくとも、どこかで不法投棄が起こっていることが分かる。
これは野鳥による不法投棄の実態報告であり、人への警告である。知らぬ間に進んでいる自然破壊に鈍感で居られるわけもないが・・・。