1月4日午前10時過ぎから初セリが石垣島新栄町にある八重山漁協セリ場で行われ、活気みなぎるかけ声の中、魚が次々に競り落とされていた。昨年暮れから正月1日2日の好天で出漁者が多く出て、この日、トロ箱は433個が並べられ、また約150以上のビンナガマグロ、メバチマグロがセリ場に並べられて、初セリには珍しい壮観な光景となっていた。 この日は石垣市の成人式の日で、刺身などを求める消費者が想定でき、仲買人が需要も見込めるとあって、値段は落ちず、上々のセリとなっていた。日台間の漁業協定がルールづくりで混迷したまま、八重山の漁業者には尖閣に近づけない状況が続いており、八重山の漁業には厳しい事態のままだが、これまでにない活況を呈する2014年の幕開けの初セリは、久々のうれしい材料となった模様。