「島が泣いている!なくそう漂着ゴミと不法投棄」と題して、10月27日、石垣島米原海岸で第5回海・LOVELOVEフェスタin石垣島2013が開催された。この日は10月最後の日曜とあって石垣島はほかに4つのイベントが目白押しの一日だが、海の大切さを思う約350人が参加。午前10時、会場の砂浜では家族づれ、友人同士と様々なグループがゴミ回収の袋を手に、隅々まで歩き回り、散らばった漂着ゴミを拾い集めていた。米原海岸は石垣市のキャンプ場がある場所で、自然を満喫しようと多くの人の出入りがある。佐藤紀子実行委員長によると、会場は過去に開催してきた海岸よりも目立つゴミは少なく、下見段階では砂浜に埋もれた劣化して粉々となったプラスティック類を、細かに集める作業が主体となる予定だった。ところが、先日の台風の北風と季節風から、突如漂着ゴミが急増して、当初予定した細かな作業から、通常の漂着ゴミの回収に移行。「ここ4日間で一気に米原海岸の様相が変わって、驚きました」と、漂着ゴミの深刻さを改めて実感したとのこと。