カンムリワシの幼鳥がサシバと共に飛翔

カンムリワシの幼鳥がサシバと共に飛翔

 こんなことも生まれるのはサシバ越冬組のサバイバル劇。今年生まれた白いカンムリワシの幼鳥が、渡ってきたサシバと縄張り争い。互いにプレッシャーをかけて、相手を追い立てるのだが・・・最後は幼鳥が根負けで、また新たに縄張り探しの旅に於茂登岳方面に消えていった。一見すると仲良く大空を併走しているかに見えるが、さにあらず。猛禽類であれば、餌場の取り合いが現実の大問題。成鳥のカンムリワシもこれからペアリングの時期に向けて、餌をしっかりとらねばならない。親に追い立てられて、独立しなければならない幼鳥の試練がそこにある。越冬サシバの数の増加にも、彼らの厳しさの度合いは影響すること間違いなし。加えて新空港で活性化の島は、雑木林が減り、相対的に餌の生物の激減は避けられず、もうひとつ深刻になる交通事故。飢えた幼鳥がアスファルトのカエルの死骸に突進してもおかしくないのだ。交通事故はまさに巡り巡って、人が追い立てているようなもの。なんとかならないか。

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