ネズミを捕食するリュウキュウツミ

ネズミを捕食するリュウキュウツミ

7月29日、石垣島宮良でネズミを食べているリュウキュウツミが見られた。リュウキュウツミは、沖縄県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種で、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)分類される。全国に生息するツミに対し、その亜種であるリュウキュウツミは、沖縄全体に生息する説と八重山諸島のみに留鳥として生息する説がある。オスはヒヨドリサイズで、メスはドバトの大きさ。実に小さいが、タカ目タカ科の猛禽類だ。アカショウビンの雛やスズメをねらって、巣を襲ったりするのが見られる。専門家によれば、ツミは2種の亜種がいて、先島諸島の留鳥のリュウキュウツミ、それ以外の国内には夏鳥および留鳥のツミ。しかし見かけることが少なく、小さいため、その違いの判別は難しい。沖縄県では、ツミはリュウキュウツミと似ているので、同種と判断している模様。この日、ねずみを早く食べたいのか、人が近くにいても逃げなかったので、八重山のリュウキュウツミがしっかり撮影できた。さて、どうでしょう。

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