なんともうリュウキュウクマゼミが鳴いたという声が、聞こえてきている。6月4日、リュウキュウクマゼミが石垣島新川の公園そばの樹に止まっているのがみられた。6月1日に県立石垣少年自然の家の小菅丈治さんがその公園を通った時に、鳴き声を聞いたものの、すぐに泣き止んだ。この時に鳴いていた数は、一匹だけだったとのこと。今期、初鳴きのクマゼミとみられ、このほかにも登野城でも6月3日に鳴き声を聞いた人があった模様。まだ頻繁には鳴かないクマゼミだが、鳴きだせば夏本番。梅雨明けを待たずに現れたクマゼミにしてみれば、連日の晴天につい誘われて出てしまったか。そこが後悔残るのか、そのセミの鳴き声は撮影者自身がまだ聞いていない。ガサゴソと枝で羽を羽ばたかせて、居場所がわかったこのクマゼミは、こちらに発見されたのを知るとすぐさま高い樹に移って、姿が見えなくなった。探したくとも、待てど暮らせどそのセミはこの日鳴かないままだった。