石垣島北部でクロマダラソテツシジミが大発生をして、近隣を驚かせている。5月22日、石垣島北部のハスノハギリの花芽に多数のクロマダラソテツシジミが群がっているのが見られた。この蝶は、2007年の春まで迷蝶として知られ、滅多にお目にかかれない珍蝶だったものが2007年夏から大量発生して、年々拡大。大量発生の場所も移動して、ソテツのある場所が被害にあっている。野生のソテツも多い石垣島は、昔、飢餓に見舞われたときに、ソテツの実を無毒化して食べたと言われる、臨時食。これが、彼らの食害に会っている模様。ただ、このソテツの被害は、深刻に感じる人が少ないせいか、話題にならない。