4月2日午前10時から石垣市宮良ジャー原に建設された八重山家畜保健衛生所の新庁舎で看板設置式が行われた。すでに3月18日に引っ越しをして、稼働しており、4月18日には開所式を控えている。八重山家畜保健衛生所は、家畜の伝染病、とくに口蹄疫やBSEなど、畜産に大打撃を与える病気が島に発症した場合の、対応の最前線に立つ機関であり、その防疫や監視、調査には、万全の体制が必要となる。平成22年4月宮崎で口蹄疫が発症。10月には口蹄疫清浄国に申請し、平成23年2月5日に口蹄疫清浄国に復帰。輸出を再開を目指しての取り組みがはじまって、口蹄疫はひとまず、全国の話題から消えているかに見える。しかし、八重山はすぐそこに台湾があり、口蹄疫が移入される可能性がある場所ゆえに、八重山はいつもこの口蹄疫侵入阻止に緊張感維持しなければならない。それを象徴するかに、広い敷地に建てられた同施設は、そぐそばに埋却施設を持ち、家畜の衛生に注力する体制を見せている。写真は、所長の多嘉良が看板を持っているところ。