3月22日午前11時30分から石垣市磯辺の八重山食肉センター(中山義隆社長)で獣魂祭がおこなわれ、関係者60人が集まる中、誓願寺の谷口住職による祈願がおこなわれて、加工された家畜らの魂が安らかに眠ることを獣魂碑に祈った。この日まで、今年度は牛1630頭、馬4頭、豚2288頭、山羊215頭が食肉センターで加工されており、八重山の食卓にたんぱく質の供給を果たしている。豊かな食生活の原点でもあり、畜産振興には欠かせないセンターだが、経営は厳しさを維持したままで、どこまでも赤字はまとわりついていく。一方で、老朽化は否めないことから来年度新築工事へ向けて取り組みがはじまっており、八重山の畜産を飛躍させる充実した機関・機能へ向けて計画が進められている。当初は2013年3月完成を目指したが、遅れて平成25年度に向け取り組みを進めている。