3月7日から31日まで石垣空港で夢の扉開く「南ぬ島石垣空港」写真展が2階フロアで開催されている。「37年の苦悩 対話で未来の礎築く」とサブタイトルを冠して、曲折を繰り返してきた空港建設の軌跡を年表と写真でたどる写真展で、開港記念にはふさわしいイベント。ただ、どこに大詰めの決定があったか、わかりやすくなっていればよかったのと、環境保全に注力して、2万4000年前の人骨の発見につながった経緯もほしかった。一連の環境保全策もしかり。ポイントを踏み、ことをなすのをパスしがちな、公正さを理由に手を抜く展示に見えるのは、やはり予算の関係かも。懐かしい写真に溢れて、かなり有意義なイベントではある。