7月10日午前10時から石垣市民会館大ホールで石垣市制施行65周年記念の式典が行われ、多くの市民が見守る中、名誉市民1名、市民栄誉賞1グループ、自治功労5名、特別表彰4名、市政功労36人と2組合、2店が表彰された。石垣市の7人目の名誉市民となったのは、宮城信勇氏で、「八重山生活誌」を書いた故宮城文さんの子息。この母の著作は有名で第一回伊波普猷賞を受賞。また石垣市議会の女性議員第一号である。信勇氏は、母とともに「石垣方言辞典」に取り組み、20年間を要して書き上げた。発行は2003年。2008年に吉川英治文化賞を受賞している。母の名誉市民が先のような声もあったが、生きている人の受賞が待望されたかも。名誉市民7人の内、人間国宝になった玉那覇有公氏と宮城信勇氏が存命。名誉市民では本土出身者が鎌倉芳太郎氏と岩崎卓爾氏の2名。地元出身者は早稲田の元総長の大浜信泉氏、えんどうの花の作曲家宮良長包氏、「八重山民謡誌」「八重山の歴史」の喜舎場永旬氏、方言研究の宮良當壮氏がある。なお市民栄誉章がBEGINの3人に贈られた。石垣市の名声を国内外に広めるとともに郷土の次代を担う青少年に大きな夢と希望を与え石垣市の歩みにひときわ光彩を放つ多大な功績を生み出したから。式典では、信勇氏は文書朗読、BEGINはビデオレターで挨拶をした。