中元商戦に八重山の熱帯果樹をと、6月14日午前10時半から八重山郵便局で「平成24年度パインマンゴーゆうパック初荷式」が開催され、多くの関係者が集う中、ゆうパックの初荷が配送車に積まれて出発した。式では冒頭子供エイサーで幕開けし、郵便事業株式会社八重山支店長仲島勝則氏が挨拶に立ち、「農家が丹誠こめて作ったパイン・マンゴーを、丁寧に扱い、全国でPRしてどこへでも確実にお届けします」と述べていた。例年、6月下旬に実施されるパインマンゴー出荷イベントは、今期は少々早めに行われており、7月に荷物が集中して、航空機積み残しを避けるために農家が早めにスタートを要望したもの。今期の目標はパイン1万7000個、マンゴーは1万2000個と、昨年の実績をなぞる目標。昨年12月からの日照不足の影響は、パインに関しては見られないものの、マンゴーでは昨年実をつけた木は、今年は花を咲かせない現象が出ており、それでも一部で豊作な農家もあって全体的には例年並に落ち着くと予想。ゆうパックの会の上間昇会長は、「パインは豊作だが、マンゴーは梅雨明けしてから収穫も本格化するので、今期のできはまだ述べられない。マンゴーは日照不足が影響しているが、豊作の農家もあって、そこは例年並と見ている」とのこと。八重山の甘い熱帯果樹が食べ頃を迎えるのは、ちょうどこれから。この日、関係者は式の終了後の試食会で、ハワイ種や、ピーチパインをほおばって、その甘さを堪能した。