今年も国の特別天然記念物イリオモテヤマネコで知られる西表島でマラソン大会が開催され、多くの市民ランナーやアスリート、ジョガーが西表島の上原に集まった。亜熱帯の原生林でなる沖縄第2の大きさをもつ西表島でのマラソンとあって、自然が大好きなランナーには見逃せない大会。フルマラソンはないものの、大自然の中で走れる爽快感から、人気のコースになっている。2月11日12時40分、やまねこマラソンの号砲が江戸家猫八氏の手で鳴らされ、23キロ走のスタートが切られた。この日のスタートに備えてきた市民ランナーは続々、コースに繰り出して、笑顔で駆け出す人や、黙々と23キロの道程で守るペースに集中する人など、それぞれのレースを始めていた。沿道では地元島人が雨の中熱心に応援をして、ランナーを鼓舞していた。23キロのスタートの後は10キロ走、3キロ走がスタート。西表の風を受けて走るランナーは、それぞれのゴールを目指して、小雨パラつく西表路を黙々とかけ続けて無事念願のフィニッシュを決めていた。(写真は23キロで優勝した築山慶裕さん)