冬に入って八重山は、緑の木々の中で、じっくり育まれた木の実が目立つころ。12月26日、バンナ公園南口で、カンムリワシがセンダンの木にとまり、じっとしているのが見られた。カンムリワシは、枯れた木に止まるのが常。ワシゆえにハンティングには平地を見下ろすにはちょうどよいためだ。カンムリワシのこの時期は、幼鳥が巣から追い出されて、親も幼鳥も冬を越すために、サバイバルのはじまる入り口になる。やがて、1月から3月は成鳥のペアリングの時期。ゆえに多くの人の目にふれやすい時期となる。写真は成鳥だが、これから冬場は、親に追われて巣を去った幼鳥にも、たくさんあえる時期にもなる。12月26日と27日は晴天が各地をおおい、八重山各地に暑い日差しを復活させた。カンムリワシには絶好のハンターの日。次なる繁殖期へ向けた準備がはじまっているのかも。(写真は成鳥)