赤土が流れる

赤土が流れる

10月2日から3日にかけて、雨が降り続き、八重山の海域には河川からの雨水に混じった赤土が盛大に流出している。河川から流れ出た赤い海域は、みるみるリーフに迫り、やがてリーフに流れこむ。河口からまっすぐ沖へ向かった場所にあるリーフの切れ目に出ればいいが、出なかった赤土があれば、これがリーフの中に滞留し、移動すれば、リーフ内が赤土のシルトで覆われて、なかなかリーフの外にでないまま、リーフ内の環境を悪化させる。サンゴ礁や海の生物にダメージを与えることとなる。お盆の植え付けを終えたキビ畑は、2ヶ月たっているが、キビはまだ葉も細く、やはり畑はほどんど裸地に近い。この時期の降雨は、ほとんど赤土流出につながってしまう。残念な雨だ。

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