秋になると各地は運動会シーズン真っ只中。本格化する10月には、開催当日、テントや弁当、飲み物を用意する父兄が、親族を連れて校庭の一角を陣取り、かわいいわが子の活躍を見守る光景が、なんと土日に集中する。「コバルトの空」「天国と地獄」「トランペット吹きの休日」「道化師のギャロップ」などの定番の曲が会場に響く中、プログラムは進められ、父母にも懐かしい曲を背景に、思い出に残るひと時が繰り広げられる。前日まで、グラウンドで入場行進から競技に入るときの整列練習を繰り返してきた児童たち。先生も父兄に見せる場であれば、力が入る。母親も気を入れて、弁当を用意。折りに、あるいは重箱に、親戚が集合する大家族なら、想定するものが増える増える。スーパーも早朝から氷を求める人が殺到。冷たいものを用意して、大人もいっしょに汗をかく。これらすべてが秋の風物詩。(写真は石垣市内の運動会風景。)