9月13日、石垣島平田原でツメナガセキレイが飛来しているのが見られた。越冬のために南西諸島に南下してくるツメナガセキレイは、スズメ目セキレイ科の野鳥。サイズはスズメよりやや大きい。キセキレイとの違いは、足の色。キセキレイは赤いが、ツメナガセキレイは黒い足が特徴。極地をのぞくユーラシア大陸やアフリカ北部・アラスカ北西部で繁殖し、冬はサハラ以南のアフリカや南アジア、東南アジアに渡る。日本では、夏に北海道北部で繁殖。秋には南西諸島に現れる。まだ、飛来数が少ないせいか、草の中に隠れて、なかなか姿を見せてくれない。秋が深まれば、飛来数も増え、農道に姿を現すようになる。愛鳥家には秋を告げる野鳥として、見つけるのが楽しみな野鳥だ。