9月3日、午後1時から石垣島の北部の富野にある佐久田川で河川をテーマに海森学校(正木譲校長)が開催された。これは自然の中で様々な生物観察をしながら、親子で遊ぶイベントで、エコ活動に興味ある人々がスタッフとなって、約30人規模で不定期におこなわれている。毎回は河川で親しむことをテーマに、河童の学校と題して活動を実施。川での生物観察と水遊び、そして最後は海浜清掃が実施されて、自然から得た楽しい時間を、エコ活動で返す形で実施された。実施されたのは、石垣市立富野小学校の近くにある佐久田川で、まずは川を徒歩でさかのぼり、生物観察を実施。講師には、リフトアップ石垣島エコツアーの青木康夫さんと、植物・動物大好きな普天間明日香さんが担当。クワズイモ、クロツグや、トンボ、貝、テナガエビ、トウツルモドキなど、様々な生物を解説。水遊びに熱が入りすぎる子どもたちのそばで同伴の親が、関心深げに話しに聞き入り、写真を撮る等していた。参加者の一人は、「子どもが喜ぶので参加しました。前回の海森学校にも参加しており、子どもらは遊びに夢中のようですが、帰ってからイノシシの足跡を見たなど、結構覚えていて、自然に関心を持ち出しています。自然に詳しい人と一緒に親子で楽しめるのでいいですね。子どもが喜ぶなら、毎回参加したいです。」と、大自然の中ではしゃぐ元気な子どもを見て、親もよろこんでいるのがわかる。観察の後はおやつの時間を経て、海に出て海浜清掃を実施。集めたゴミは、スタッフの指示で7種に分類していました。小規模のグループで自然観察と海浜清掃をするほのぼのとしたイベントといえる。主催スタッフは、「30人ぐらいの規模がこの催しの限界で、応募がそれをこえるとお断りしています」と、小規模で維持していくとのこと。