7月17日と18日、石垣島ではもっとも盛大な豊年祭がおこなわれた。17日は石垣島の市街地を中心に御嶽(オン)と呼ばれる神が祭られた祠のある場所へ、来夏世の五穀豊穣を祈願して、旗頭の奉納や様々な奉納芸能が御嶽の庭で繰り広げられる。そのにぎやかな様を人目見ようと、多くの郷友や観光客が、会場に集まり、この時期、石垣島の市街地は一年でもっともににぎわう。18日には、新川の真乙姥御嶽(まいつばおん)でムラプールがおこなわれ、四カ字の旗頭が集結して、この真乙姥御嶽に旗頭や太鼓、奉納芸能などを披露した。今年は、熱中症の心配をする人が多いせいか、会場に足を運ぶ人が少なめで、少々さみしい豊年祭風景となっていた。しかし、豊年祭のこの日は相変わらずの激しい日差しで、台風6号の接近が一時懸念されたが、それたことで多くの人の心に安堵をもたらしている。実は2年連続で四カ字の豊年祭は台風に影響され、開催日が前倒しや、一週間後へ変更されたりと、不運続きで来ている。