八重山海域沿岸性魚類資源回復計画に取り組む八重山漁協は資源回復管理委員会が3月28日八重山漁協のセリを前に、仲買人にサッコーミーバイの禁漁のお願いを告げるポスターの設置を口頭で依頼。仲買人の関連の店などに掲示してほしいのでよろしくお願いしますと述べていた。今年2度目になるサッコーミーバイの禁漁は、今年の産卵予測は4月と5月の2回実施される可能性が高いことから、2度実施が決まっている。そこの理解を求める内容の掲示となる。このポスターが漁業関係者の間で広まれば、水産関係者が漁業者とともに進める取り組みが広く伝わり、それが評価されれば、やがて海関係の様々な事業所も資源管理に協力をする輪を広げることとなる。実際、県水産課は石垣島の遊漁船の事態調査に入る予定で、これまで個人の所有を含めれば何百にものぼる遊漁船が、どのように使われているか、把握されず、漁業資源との関係も捉えられていなかった。漁業者の水産資源管理への取り組みが真剣になってきたことを受けて、遊漁船のこのままの放置も将来はできないと考えて、県も重い腰を上げて動き出したととれる。もし遊漁船で大量に採れた魚が市場に売られているとすれば、漁業権との関係も問題になる。