2010年12月23日 やいまねっと
やいまNEWS
八重山では12月・1月頃に、海岸林や御嶽などの緑深い高木に囲まれた地面に、突如、赤い頭をした太いツクシのような植物が生えてくる。暗がりに似合わない赤い姿は、まるでグリム童話の白雪姫。7人の小人が出てくるかに思える光景だが、これはツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物のリュウキュウツチトリモチ。琉球列島の固有種で、県のレッドデータブックでは危急種に登録される。