琉球農業試験場八重山支所大俣試験地駐在所跡

琉球農業試験場八重山支所大俣試験地駐在所跡

マンゴーの生産出荷を可能にしたウリミバエの根絶。これを実現したのは琉球農業試験場の尽力をスタートとした農業技術者の取り組みだった。名蔵ダムができる前から大俣にあった駐在所は、今は廃墟だが、いまだ看板を昔のままに残して、森の中で黙している。この山深い於茂登の麓で、ダニ・蚊・ヤスデ・ハブに悩まされながら取り組まれただろう研究・調査そして作業。歴史の重い一ページが、ここに刻まれている。琉球農業試験場は沖縄県農業試験場の前身。復帰とともに、この名はなくなっている。

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