12月4日午後2時から石垣市民会館中ホールで石垣市観光基本計画策定記念シンポジウム「新石垣空港と石垣市の観光振興」が開催され、市民120人が熱心に参加していた。2年3ヶ月後にむかえる新石垣空港開港。この間、石垣市はどうあればいいか、行政や一般観光関係ならずとも、多くの市民も深く関心を寄せるテーマだ。まずは、冒頭、石垣市長中山義隆氏が挨拶に立ち、今年8月に策定された石垣市観光基本計画ことにより、推進基盤ができたことを期に、シンポジュームの開催となったことを述べ、47の具体的な施策に取り組んでいくことを述べていた。このあと石垣市観光立市宣言が日本語と中国語、英語で読み上げられ、観光の国際化へ向けた取り組みをアピールする形ではじまった。まずは名桜大学寄付講座教授の岩佐吉郎氏が「石垣市観光基本計画がめざすもの」と題して基調講演がおこなわれた。氏は、石垣市観光基本計画にアドバイザーとしてかかわっており、その詳細についてこの基調講演を通じてこの場をつかって詳しく説明。石垣島らしさの確立、新しい魅力づくり、観光マーケティングについて語っていた。そのあと、岩佐氏をコーディネーターにパネルディスカッションが行われ、笹森秀樹観光庁観光地振興課長、奥田直久環境省那覇自然環事務所長、JTB沖縄社長を加えて、有意義なやりとりがあった。この日、パネラーらは「石垣らしさ」についてみんなで考える必要性を述べていた。