11月20日午後2時から石垣市健康福祉センター視聴覚室で第5回日韓島地方土俗民謡比較研究セミナーが開催され、民謡に関心ある石垣市民および韓国交流団が会場に集まり、八重山の民謡と韓国の民謡が紹介され、有意義なセミナーとなっていた。八重山の民謡は糸洌長章氏が紹介。韓国の民謡はチェ・サンイル氏が発掘した韓国民謡を紹介。かつて韓国可居島などの珍島郡での鰯漁や鰺漁のときに歌われた民謡が披露され、新鮮な音楽に石垣市民は興味深げに民謡に聴き入っていた。また韓国の葬送の民謡には、八重山の与那国で聞かれる歌に似ているところがあり、石垣市文化協会関係者をうならせていた。NPO花と緑の石垣島でも、外国との交流を実施するなど、ここのところ国際交流が盛んになっており、文化や環境関係で亜熱帯八重山の独自性を意識する活動がより盛んに胎動している模様。