11月2日からはじまっている米づくり農家の所得補償の申告。ライスセンターでの申告受付は10日で終え、あとは市役所の農政経済課で17日までの受付となっている。市から県への申告書が24日に送られ、実際、農家に支給されるのは12月24日。クリスマスプレゼントではないが、面白いタイミングである。支給されるのは10アール当たり1万5000円。10アール以上の稲作農家で、共済に加入していくことが条件。とある農家は、「今年の支給は50万円ぐらいになる。今年の年末はこれで越せる」と、2期米の収量が天候不順で落ち込んだことも、これで少しは助かると述べていた。2期作での苗代金、堆肥・農薬代金など、不作の分はほとんど共済が効かない。そのため「二期米」は、その損失を全部自分でかぶるため農家の間では「博打」だいわれてきた。石垣島の田んぼ250ヘクタールあり、2期と合わせて約450ヘクタールが使われる。ライスセンターへは、1期の収量1100トンに対して2期は200トン。これは、餅米、赤米、黒紫米などを作る農家の米はライスセンターにこないため。しかし、今年は天候不順で2期は100トンにも届かないのではないかと、危惧されている。たのもしい所得補償制度になっている模様。(写真はライスセンター内の市役所出張コーナー)