「今年はもうイノーの中の漁は駄目」とあるウミンチュの一言。これから電灯潜りのシーズンだが、浅場の海底に貯まる赤土のシルト状のものは、視界を遮って魚を追えなくさせられる。石西礁湖の再生事業がはじまっても、なかなか畑から流れ出る赤土への対策は本腰が入らなかった。今年ようやく糖業研究会から推奨の声が出て、石西礁湖再生協議会側が株出しの営農に取り組む農家への補助を言及。現在調整中だ。そんな中、大雨警報が連続して赤土はどんどん海に注がれている。10月26日、石垣港西の新川川河口から出ている赤土流出の惨状が、この写真だ。