生息数は約1500羽とされ、環境省のレッドデータブックでは、近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧種ⅠAに指定されているクロツラヘラサギが、10月25日、石垣島南部の水田地帯にクロツラヘラサギが飛来しているのが見られた。水辺でエサを探してスプーン状のクチバシを水中に入れ、かき回して移動。時折周囲を警戒して、首をたて、また水にクチバシを入れて、何度もこれを繰り返していた。この野鳥は、名前はサギだが、コウノトリ目トキ科の渡り鳥。夏は北朝鮮や中国の大連で繁殖し、冬に台湾、中国南部、マカオ、香港、マカオ、ベトナムで越冬する。