9月7日に八重山漁協のセリ場に出た珍しいブダイは、2008年に日本初記録となったブダイで、フィリピンなどの熱帯では見られるオカメブダイだったことが判明。このブダイは2008年に八重山漁協のセリ場で発見され、吉郷英範氏(中外テクノス)、関根正人氏(琉球大学理学部)、吉野哲夫氏(琉球大学理学部)の3氏によって論文で発表された。この時は2個体が八重山漁協で水揚げされ、この報告が「日本水域における本種の初めての報告となり、八重山諸島が分布の北限となる」と論文にはある模様。であれば、今年の9月7日の水揚げは、国内2度目の記録ということに・・・。地球温暖化でサンゴ礁の北限が上がっているのと同様に、熱帯の魚種の北限もあがっているのかと単純に思いがちだが、その真相は定かではない。ちなみにそのブダイのセリでの扱いは、一般のイラブチャーと同様のもので、キロ500円前後で売られていった模様。