ダウンバースト(降下噴流)ではなかった

ダウンバースト(降下噴流)ではなかった

 2009年12月に気象ドップラーレーダーが石垣島の於茂登岳に設置されている。これは、2006年の北海道佐呂間町や宮崎県延岡市の竜巻被害を踏まえて、全国に展開されたもの。アンテナから発射された電波が雨や雪(降水)の粒子で反射され戻ってきた電波を利用して降水の強さを観測する一般レーダーの機能に加えて、電波のドップラー効果を利用して降水雲内のきめ細やかな風の3次元分布を観測できるレーダーが、この新型ドップラーレーダー。発達した積乱雲の中の直径数キロから十数キロの局地的な低気圧が観測可能で、ダウンバースト(降下噴流)や竜巻など、突風の発生を10分刻みで1時間先まで予測する。この突風短時間予測情報の発表体制を気象庁は平成22年度5月27日から運用している。ちなみに、今年7月28日頃に話題となった石垣島でのダウンバースト現象は、どうやら石垣島地方気象台では、かくみなしていない模様。この日の夜間の激しい降雨は記録されており、広範囲にサトウキビの倒伏が見られて、石垣島バンナ岳南側以外に名蔵や開南、大里、白保、宮良でサトウキビだけの被害を把握。どこもサトウキビ以外被害がない。建物の倒壊やビニールハウスの破れといった現象が起こっていないことから、ダウンバーストではないと同気象台は判断した模様。夏植のサトウキビは倒れやすく、ちょうど連日の干ばつ傾向から一気に降雨が激しくあり、地盤が緩んで一気にサトウキビがいろんな方向に倒れたとのこと。石垣島地方気象台は、調査をしなかった理由をかく述べて、ダウンバーストであるなかいかの公式な調査はしてないことを述べていた。新型ドップラーレーダーを使って、正式にダウンバースト現象ではないことを発表すればよいのにしない同気象台は、人気ダウン?ば、すると・・・。(九州のなまりかい?)

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