6月7日朝から、石垣島の八島町や新栄町などのハーリー各組の小屋で、旗が立てられ、6月15日に予定されている四ヵ字ハーリー(海神祭)へ向けた準備がはじまった。この日は、ハーリーで競われるサバニ船が各小屋の前に並べられるなどしており、各組の代表となる船やシンカ(漕ぎ手)を決めるべく、ワカシバーリーが行われる6月12日に向けた準備が進められる。この日から各組周辺では早朝にハーリー鉦が鳴らされ、海神祭ムードが次第に高まっていく模様。作業するひとりのウミンチュは「今日は掃除だけ」と、にこやかに応える表情には、待ちに待った祭りの始動を、心から喜んでいるのがわかる。今年は中2組のアガリバーリー3連覇がかかっており、阻む側も全力でその構えを備えており、今年も熱いレースが漁港内で繰り広げられる。