クロマグロ(ホンマグロ)漁に20歳の外国人助っ人

クロマグロ(ホンマグロ)漁に20歳の外国人助っ人

 インドネシアで3ヶ月日本語の研修を受け、沖縄本島で同組合が用意した研修施設で研修を3ヶ月受けて、沖縄の鮪船に乗り3年間働く若者がいる。石垣島の新栄漁港に入港した第3勝丸に乗船するイスマイル(20)とアグス・サリム(20)だ。彼らは評判がいい。実によく働くし、手が器用だと大浜三貴船長はいう。二人は水揚げする40キロもあるキハダマグロをリフトに次々に吊り、一匹ごとにワイヤをすばやく回収。日本人船員の指示に素早く反応する。コミュニケーションには何の障害もないという。周囲はその仕事ぶりを褒める。イスマイルはスンバワ島出身。夢は故郷に帰って船長になること。もともと漁師の家の出身だ。アグス・サリムはジョブジャワ出身。水産高校を出てこの研修に。二人は日本語ができる。研修して1年が経ち、2年目にある。最初はきつかったが今は慣れたと日本語で応えてくれた。アグスは、3年の研修が終わったら、インドネシアでもう一度日本語を勉強して、また日本で働きたいと、意欲的だ。高齢化が進み、3Kと言われる現場の重労働に携わる日本人の若者の数が減っている現実がある。写真左がイスマイル。右がアグス・サリム。

この記事をシェアする