5月15日午前9時から石垣市運動公園内室内練習場で八重山産業まつりが開幕。今年も八重山青年会議所が運営を担当しており、島の元気な事業者が会場一杯に展示を見せ、八重山で生まれている生産品やサービスなどを披露。八重山の産業を大いにアピールしていた。またイベントも多彩で、クルンバダンスクラブ、お笑いライブなどのほか、ウルトラクイズなど、新たなイベントメニューも添えられ、充実の祭典となっている。かつて県が運営をしていた頃は八重山の産業の網羅的紹介が主軸で、八重山再発見の祭典だった。各産業関連機関が最南端八重山における特質をアピールして、八重山の活動全体を網羅する博覧会的性質が目立った。民活との連携で、参加事業種を増やし、デコレーションも鮮やかに賑わいが生まれたのだが、食事や買い物が主軸に傾きすぎて、石垣島まつりとの一体化のあと見えなくなっていった博覧会的色彩。物産展的色彩は博覧会的な色彩あっての八重山産業まつりであってほしい。あくまでもバランス的配慮の次元だが・・・。舞台での演目が伝統色の薄まりが感じられて、若い力も新趣向に傾きすぎると、飽きやすくなり滑ってくるものがある。若い活力の魅力も、既存の流れの筋が見えなくなれば、目先に走って見えてくる。たとえばファーマーズマーケットが来年オープンする流れに、絡まない産業祭りは少々意味がわからない。地産ブースを忘れた地消ブースぶりにそれは現れている。主催する意義がうまく伝わってこない。八重山で産まれているから「産業」。生産品でもサービスでもなんでも八重山「産」の祭であることの確認が各ブースにほしいと思うのは、余計な意見?老婆心かも。