石垣市商工会が由布院町観光協会婦人部一行をカーボンオフセットツアーでもてなしました。12月8日午後3時45分頃、底原ダム南の畑で、フクギを植栽するのは大分県由布院町観光協会婦人部の一行15名で、自然ガイドの谷崎樹生氏の指導で、苗一本と種子12個を畑の隅に植え、グリーンベルトの作成に寄与していました。一行は、通常のツアーに石垣市商工会が実施するいしがきブランディングプロジェクトのカーボンオフセットツアーを組み込んで、八重山の伝統工芸品の作業現場や川平湾でグラスボートに乗りサンゴを見学したあと、石垣市商工会流のカーボンオフセットに参加。畑の防風林の植樹を実施していました。参加者に聞くと、由布院でも杉ばかりを植えて、山の持つ本来の風景や機能を忘れたことを反省し、地域でヤマザクラやモミジの植栽を進めてはいるとのこと。しかし、この来訪者へのカーボンオフセットのツアーコースは由布院にはなく、今回、体験して、新鮮な思いを述べていました。石垣島の海と陸を体験し、中でもで畑に出てこれたのがうれしいようで、このような見晴らしの良い場所で植樹ができるとは思っても見なかったと喜んでいました。来訪者には通常入れない場所で、自然の風景を見ながら植樹できたことがうれしかったようです。是非、10年後は見に来たいという人や、気持ちのいい場所ですねといった感想に混じって、このフクギはどこでも生えますかと聞く人など、植樹の後は雑談に花が咲いていました。谷崎氏が温かければ育つでしょうというと、温泉の近くで育ててみようかなという人も出て、植樹したフクギにも関心を寄せる人もでていました。カーボンオフセットツアーは、そこに横たわる見応えある風景とセットで、なお有効になると考えれば、島で起こっている開発ラッシュは、細かにチェックされる必要があるといえそうです。