平成19年度の新石垣空港整備事業の事後調査報告書が公告・縦覧されています。11月25日から12月24日までおこなわれるもので、縦覧場所は、6カ所で八重山支庁5階の新石垣空港建設課前の廊下。新石垣空港建設現場詰め所、石垣市役所2階の新空港建設推進課。竹富町役場企画財政課。WWFジャパンサンゴ礁保護研究センターしらほサンゴ村。那覇にある県庁土木建築部新石垣空港課。しらほサンゴ村では、水曜日が休日。ほかは、土日が休日です。午前9時から午後5時まで。内容を見れば、石垣島の自然状況、社会状況を概観しながら、事後調査のデータを表示して、アセスのデータと見比べて、その評価をしています。結論は、「工事の実施による環境影響は回避され、又、低減がなされており、また必要に応じて、損なわれる環境の有する価値が代償されていることから、全体として環境影響の程度は小さいものと判断される。」とされています。2013年3月に完成する予定の新石垣空港は、着工して今年は3年目。毎年、事後調査が継続されており、平成20年度の調査の結果は、来年に報告書ができ、縦覧されます。平成18年度のものは、平成19年に行われており、今回のこれは2回目。中身を見ると平成12年度のデータから石垣島の社会状況を紹介したり、石垣全体の話に、事業区域周辺の紹介が挟まり、その文中に島全体の話が続いたり、・・・国指定の特別天然記念物のカンムリワシを、単に天然記念物としてセマルハコガメ、キシノウエトカゲと同じに並べているなど、些細なことだが、どこが寂しいモノがあります。多量のデータが並び、読むには専門知識が必要ですが、環境調査をしようとする人には、勉強になるもの。なお、県は次年度のものはもう少し早めの縦覧ができるようにしたいと述べていました。