農地パトロール開催

農地パトロール開催

 農地をかけがえのない大切な地域資源と位置づけ、その農地の荒廃、乱開発を防止して、優良農地を守るために、毎年全国で8月に農地パトロールがおこなわれています。 石垣市農業委員会の場合は、サトウキビの夏植が終了した時期に、実施しており、遊休農地の把握と解消対策、農地の無断転用防止対策を重点的に取り組む形で農地パトロールを実施しています。10月31日午前9時から市役所ピロティーにあつまった農業委員会の一行は、農地パトロールの出発式を実施。参加者約30数名が大切な農地の荒廃や乱開発を防止し、優良農地を守るために、この日午後5時まで石垣島をパトロールします。 宮城博光会長が挨拶に立ったあと、仲里栄芳係長が実施要項と経路を説明し、一行は農地パトロールのステッカーをつけたマイクロバスに乗って、石垣島の農地を巡回。農業を営んでいる様子のない原野と化した農地に、売地の看板を設置している場所が見つかるなどして、委員らは、農業者資格があるために、手にできる人が、営農の意志がないまま不産動屋に販売委託している実態を現場で把握していました。 農地が、親の死亡で子どもの代にバラバラに分割相続され、狭くなって売ってしまう人が多く、相続でもめて係争中のまま、使えない農地も頻発しており、八重山バブルからの土地高騰の中で、誤った憶測のもと、思惑違いな対応にある人も多い模様。農地は、あくまで農業のためにある土地。かけがえのない地域資源であり、個人私有感覚を強く持ちすぎると、大きな間違いのもとです。『農地パトロール(2008)』の動画はこちら

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