県議会文教厚生委が分館廃止問題で意見交換会

県議会文教厚生委が分館廃止問題で意見交換会

 10月29日県立図書館八重山分館問題で県議会文教厚生委員会が午後八重山分館を視察。その後、県立図書館八重山分館の存続を求める会との意見交換会を、大浜信泉記念館で開催。40人という多くの参加者が集う中で、9人の委員が意見交換を実施。
「精神文化が乏しくなる。」「一括貸し出しは、本を手にして選びたい。そういう意味では分館は大事。」「離島の知的レベルをどうサポートするのかが大事」「文化の中心にある図書館である。」「離島の県が、さらに離島を軽視知るとどうなるのか。」「ないところにつくった八重山通俗図書館がはじまりの図書館を、継続要望がある中でなくすとは信じられない」「県は図書館のことを知っているのか。尽くすべき、義務の放棄は、許すことは出来ない」「貸し出し冊数が少ないことで廃止はおかしい」と意見が出ていました。
 一通り、熱い継続の声が地元から出たあと、まず議員団側は、まず話し合いの地元側ボイコットについて、話し合いを進めることを要望。地元は、県が意見をもとめる形ではなく最初から廃止ありきで話をしてきたことで、話し合いにはならないために、ボイコットになったと、経緯を説明。求める会の大田静男氏は分館廃止を白紙に戻し、原点に立ち返れば、我々も話し合いに応じることを述べていました。
 なお意見交換会は約50分で終止符が打たれました。委員長から「陳情はきており、委員会での継続審議中です。参考人招致を実施、今回現場を見て、八重山館長と話しもしてきました。それぞれの委員が、それぞれの視点で判断をしていると思います。」と述べ、今回、八重山視察の中で、是非住民の声も要望したところ、この場がもたれたことを打ち明けて、生の声が聞けたことを成果に意見交換会は締めくくられていました。すでに来年3月の廃止はなくなっていますが、将来に向けた廃止は動かないとする県教育委員会の姿勢は強く、11月の県議会では、分館廃止について委員会での審議がどうまとまるか、一旦白紙撤回の扱いをとるいかどうか、今後の成り行きが注目されます。

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