台風15号が進路を変えて接近

台風15号が進路を変えて接近

 9月27日、台風15号が進路を北寄りに変えて八重山方面に接近。明日28日の石垣空港は午前中の閉鎖を決定。ANAは13時20分までの便を欠航に。またJTAは全便欠航を決定。WWF講演会は11月に延期。世界の現代アーチスト50人展は続きますが、28日のアーティストトークは中止。サンゴカフェも延期。このほか、多くの影響を島に与えています。町中のスーパーには買い出しに多くの人々が集まり、駐車場はいっぱいです。27日午後8時5分にJTAが臨時便を飛ばし、ANAも同様に9時10分に飛ばして、旅行を早めに切り上げる人々への対応をしていました。27日21時50分発表の台風15号は、中心気圧910ヘクトパスカルと猛烈な台風となっており、中心付近の最大風速は60m。最大瞬間風速85m。石垣島の南330キロにあって、北西に時速25キロで移動中。直撃すれば電柱は倒壊します。約13時間で石垣島に最接近となる計算。明日の午後1時頃には、もっとも近くに達する可能性がある。満潮は午前6時と午後6時頃。高潮は免れそうです。なお27日18時44分に石垣島地方に暴風警報が発表されると、台風15号沖縄県防災対策八重山地方本部が設置されました。18時20府には登野城の2才児が左手中指と薬指を暴風で閉まったドアにはさんで裂傷。八重山病院で治療中です。すでに台風15号は石垣島と同じ東経に達しており、このあと北西に向かえば、西側に逸れていくために、まず石垣島の直撃はない。問題は、13号台風で大きな被害を受けた与那国島。田原川のコンクリ壁が崩壊しているポイントが修復されないまま、また強風にさらされ、風雨に浸食を進めれば、道全体の崩落に済まず、民家の崩落にまで及びかねない。石垣島でも多くの場所で崩落が見られ、その確認も全体が済んでいるとはいえない状況。そこへ「猛烈な台風」の到来は酷です。電柱の倒壊だけは避けてほしいと、祈るしなかい状況。13号・14号と台風が充分エネルギーを放出したかに見えたところに、910ヘクトパスカルという前代未聞の台風の登場は、何か納得のいかないものがある。似た発生場所のものは進路も似るというジンクスにも逆らっている。

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