ドラゴンフルーツの開花最盛

ドラゴンフルーツの開花最盛

 6月から開花するドラゴンフルーツ。毎月、満月で開花するこの大輪の花は、夕方から午後九時頃まで時間をかけて開花します。8月14日、大浜の民家、登野城の事業所、店舗の植え込みなどで、大輪の花を見せていました。おいしい果実が採れ、また大輪の花が咲くという、楽しみ多いこのドラゴンフルーツは、民家の庭先に植えられることが増えています。このドラゴンフルーツは、東南アジアではピタヤと呼ばれる果実。ホワイトドラゴンとレッドドラゴンがあり、黄色のものもあり、これはピタヤ(イエローピタヤ)と呼ばれる。もうひとつ、ピンクドラゴンはホワイトとレッドの交配種。レッドドラゴンが甘い。輸入品のこれらは、海外から運ぶために完熟する前に収穫・出荷するため、甘さが薄い。追熟しない果実だからだ。そのために味が薄いと誤解を受けている。八重山で生産・消費されるものは完熟させるために、皆、甘いことを知っているが、島外では外国産を知る人には敬遠気味。特にホワイトドラゴンは、レッドドラゴンの甘さより劣るために、甘さがないと思われている。実際は、果肉中心部と周辺で甘さにばらつきがあるために、細かく切ると甘いものと甘さが足りないものが出る。ホワイトドラゴンは丸かじりで食べるとうまさがわかる。上品な甘さがある。要は切り方。追熟しない果実なために誤解されている果実だが、多くの人に収穫時に完熟しているホワイトドラゴンフルーツを食べてもらい、その切り方も研究・宣伝する必要がある。輸入ものと食べ方を知らない人により、誤解されているホワイトドラゴンフルーツは不幸である。

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