7月23日の四ヵ字ムラプールのクライマックスは二人の武者による勇壮なツナノミンがおこなわれて、会場は盛り上がります。今年は、遅めにはじまりました。鎌もつ西の大将と長刀をもつ東の大将が、それぞれ松明の下に人が支える壇上に乗って現れ、にらみ合いながらやがて台は合体。振り払われる長刀を飛び上がって避ける鎌の武者。数度、刃が当たる音が会場に響き渡り、にらみ合いがおこなわれて、最後は両者引き分けとなり、旗頭が動き出して会場は盛り上がります。このあと、用意された大綱を道の中央によせて、大綱引きがおこなわれました。四ヵ字の大綱引きは、割合、早めに終わるのがこれまでの習わし。今回は、長く引き合って、しかし最後は西が勝利。西が勝てば豊作がかなうとのいわれで、少々西の綱は長く作ってあるといううわさがあります。この綱を、各家庭へ持ち帰る人が多く、大勢で曳いた願いのこもった縄であれば縁起物ということ。ツナノミンとは、綱の穴。雄綱と雌綱の双方のワッカ(穴)にカヌチ棒が通されて結ばれ、綱引きが始まります。綱引きをした人にしかわからないものが、このとき気持ちに走るとでもいいますか、とにかく曳くと、夢中になって引っ張り込もうとする衝動にかられる。不思議な心理が働きます。大勢でこれをすると、何か気持ちがいっしょになったかに、心も躍動して明るくなる。そんな不思議な綱引きに、昔の人は、大勢が集まる行事に、取り入れたのでしょう。人が力を合わせる原点に見えてきます。『2008年四ヵ字豊年祭ツナノミン』の動画はこちら