6月30日午後5時30分から八重山地区少年補導員協議会の定期総会がおこなわれ、前年度事業経過報告、監査、決算報告、20年度事業計画案、予算案が審議され満場一致で可決していました。同協議会は、街頭指導活動と呼ばれる非行防止広報活動を毎週木曜の8時から9時半まで実施。かれこれ3年目になります。また月一回の合同夜間街頭補導活動では、少年を守る日を第3金曜と定めて、午後10時から12時近くまでめぼしい場所を巡回して、少年非行の温床となる夜間徘徊癖を、補導員らの巡回で精力的にチェック。未然に声をかけるなどして、子どもたちに、規範意識を高める取り組みを実施しています。ちゅらさん運動が始まったのは平成15年12月。以来、犯罪事件数は5年連続で減っており、一昨年に比べて、昨年は八重山管内で716件の事犯が起きており、平成18年度に比べれば15件の減少。また昨年5月と比べても、今年5月まで264件と9件減っており、補導活動をはじめ、ツーロック運動や、ちゅらさん運動と盛んな活動が効をを奏して、取り組んだ成果が現れています。この日は総会のあと、少年補導員を退任する4名(明末敏生氏、荷川取明氏、宮良松三氏、兼久伸一氏)が20年度青少年健全育成功労賞を受賞。また、児童の健全育成に貢献した4名(伊舎堂用右氏、兼松良明氏、大浜安輝氏、齋藤和洋氏)を表彰。また立ち直り支援(具志堅多恵子さん)、職場就労支援(佐加伊茂氏)など、多彩な功労者を表彰していました。地道な活動における成果は、地味なもの。ただ些細なことがきっかけではじまるのが少年非行。ガラスの心を持つ少年への影響は絶大です。