雑穀ブームに乗って黒米、赤米、モチ米が脚光を浴びる中、日本最南端の有人島、波照間のモチキビにも光が当たっています。モチキビで島の振興をと、波照間島の特産品モチキビを自動的に選別するプラントが波照間のJA事務所に設置されました。6月7日から稼働しており、農家が持ち込むモチキビを選別します。竹富町の所有ですが波照間島のモチキビ生産組合が運用・管理に当たり、島のモチキビの選別を完全自動化。梱包作業まで一括処理するもの。100キロのモチキビに20日かかった人の手による選別は、暇を見ての作業。これを一度の選別で約1時間。選別機の精度がまだ至らないために3度もやる必要があるものの、この機械の導入で、作付けを増やしても、選別で苦しむことがなくなります。現在、組合では選別機の調整におおわらわ。何度の選別で、どの程度の良質商品にできるか。精度を高める工夫に力が入ります。組合員は現在8人。昨年30戸だったモチキビ農家は50戸に増えており、キロ100円の選別料で受け付けているとのこと。もっか同組合の心配は、販売ルート。消費者への直接販売を試みたいと組合員は意欲的です。モチキビ生産者組合での販売は、300Gで600円、600Gで1000円(消費税込み)で、問い合わせ先は0980-85-8050 民宿美波(みなみ)の崎山真純まで。(モチキビは、白米といっしょに炊くと餅米のようにモチモチした食感の飯になり、おいしいと好評。八重山でも人気があり、波照間の黒糖に次ぐ島のお土産品候補)