6月23日の慰霊の日を前に川原小学校の全校生徒11名が午後3時10分に集い、平和学習を実施しました。暁の塔は、「八重山の戦争」（大田静男著）によると第28師団第三野戦病院の本部の跡地に建てられた石碑。
この日、11名が暁の塔に到着すると、さっそく用意した清掃道具をつかって、掃き掃除。石碑に水をかけて、タワシでこするなど、子どもたちは小さな手できれいに清掃していました。このあと、この野戦病院で当時看護婦をしていた伊是名米（いぜなよね）さんが、当時の状況を講話。戦闘で負傷兵が満足な手当もなく亡くなっていった様子や、多くの兵士がマラリアに罹患して、銃を撃つことなく逝ってしまった兵士もあった話。また、特攻前日に、コンペイトウなどを看護婦へ差し入れて、去っていった若い航空兵の話など、悲惨な戦争当時の話を、克明に披露。子どもたちは真剣に聞き入っていました。
「暁の塔で平和学習」の動画はこちら
暁の塔で講話聞く小学生
