3月14日午後2時から石垣市役所庁議室に白保公民館長および白保村ゆらてぃく憲章推進委員会が大浜長照石垣市長を訪問。白保村ゆらてぃく憲章の報告とこれに関する市への要請がおこなわれました。「ゆらてぃく」とは、白保節に唄われる一節で「よってらっしゃい」「ともに集おう」などの意で、白保の人々の気質を象徴している言葉とのこと。この日、石垣島字白保の白保村でつくられた憲章「白保村ゆらてぃく憲章」の市への報告のあと、要請文が多宇元公民館長により大浜長照市長に渡されました。白保村ゆらてぃく憲章は平成18年に制定され、海と緑と心を育むおおらかな白保を目標にと、地域づくりの指針を示しています。7箇条にわたって書かれており、自然と文化、景観を守りながら、地場産業を育成し、教育力、スポーツ振興、平和で安全な、世界に誇れる村をつくると提唱しています。近年、白保地域では観光客や移住者が急増するとともに、不動産取引や開発も活発化。そこで起こってくる変化に、地域の自然や景観、伝統文化、自治活動にも大きな影響を及ぼしかねないことから、問題意識もつ村人が多く、憲章制定をはじめ、白保村では様々な取り組みが行われています。平成16年度離島・過疎地域ふるさとづくり支援事業により、白保村憲章の起草作業を実施して平成18年制定へ。以来「ゆらてぃく祭」「白保学講座」、また「白保日曜市」と、熱心に活動が行われています。これら取り組みを市長に報告するとともに、白保地域での各種施策、計画策定には、白保ゆらてぃく憲章に沿ったものにすることを、石垣市に要請。各種開発行為申請、建築確認申請の許認可に際しては、石垣市の風景条例のみならず、白保村ゆらてぃく憲章に沿った措置を講じるように指導してほしいとも要請していました。市の側から申請者へ白保公民館との調整を促してほしい旨が、率直に述べられていました。市長は、よい憲章をつくっていると高く評価している。行政としてできることに関しては協力を惜しまないと回答。最後に、「白保の憲章は新空港建設も着々と進んでいる。」「これからは白保の時代」と、市長は激励していました。